旅先で、「運命の異性と出会った!」「最高の友人と呼べるような人物と知り合った!」なんて経験のある人はどれくらいいるのでしょうか。
どうも、ネロです。
今回は「旅の出会いを科学する」というテーマで、海外旅行や海外出張中の僕に起きた出会いをいくつかご紹介していこうと思います。
僕は初対面だと人見知りもしてしまうような俗に言うコミュ障なわけですが、そんな僕でも海外に行くとまさかの「出会い」が起きたりするのです。
飛行機編
それは海外出張でインドに行った帰りの便での出来事。
僕の隣に座ったのは可愛らしい20代前半のインド人の女の子。
僕が席に着いた時には、携帯電話で誰かと興奮気味に話をしているのが印象的でした。
そうは言っても、前述の通りコミュ障の僕が隣に座っている女の子に話しかけるなんてことはありません。
しかし、その時は突然やってきました・・・!
「あのー、このヘッドホンってどこに挿せばいいの?」
何と、彼女の方から話しかけてきたではありませんか!!
彼女は飛行機の機内エンターテイメントを楽しむためのヘッドホンの差込口がどこにあるのか分からなかったようで、隣に座っている僕に尋ねてきたのです。
そこで変態紳士の僕は、そりゃあもう丁寧に教えてあげましたよ。必要以上に丁寧に・・・(真顔)
そして話を聞いてみると、どうやら彼女は海外へ行くのが初めてで、ワクワクしながらも少し不安な気持ちを抱えてのフライトだったのだそうです。(それで彼女は離陸前に興奮気味に電話をしていたのでした)
そこで彼女にカッコいいところを見せたくなってしまった僕は、不安な気持ちを抱える彼女に色々と教えてあげました。
も、もちろん彼女の不安を取り除いてあげたかったからですよ?決して彼女に好かれたいとかいう下心があったからではありませんって。いや、本当に違うんです。彼女と恋の夜間飛行なんて決して考えていません。違うんです、本当に違うんです。
それからは一緒にビールを飲んで乾杯しながら機内食を楽しんだり、日本について色々と教えてあげたり。
夜間のフライトだったので途中で睡眠を挟みながらも、かなり長い時間二人で話していました。(幸せ・・・)
しかし楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、インド−日本間の8時間のフライトも僕にとっては一瞬でした。
そして別れ際になると、彼女は「あなたをFacebookで見つけて友達申請するね!それで連絡取り合おうよ!」なんて嬉しい一言まで言ってくれて僕は宙にも舞い上がるような思いでした。
僕はこの時確信していました。
僕と彼女には特別な繋がりがある。運命の赤い糸で結ばれているのだと・・・!!!
そしてあれから1年半の月日が流れ・・・
彼女からのFacebook友達申請は一向に来る気配を見せないのでした・・・。
(きっと見つけられなかったんだ。名前しか教えなかったから見つけられなかったんだ・・・。きっとそうだ・・・涙)
ユースホステル編
僕が学生時代に海外に行った際には、大体ユースホステルに泊まっていました。
※ユースホステル:いわゆる若者向けの安宿のこと。主な宿泊形態は、2段ベッドがいくつもある部屋に他の宿泊客と相部屋するスタイルです。また、ホステル内にバーを併設しているところも多く、そこが旅人たちの交流の場になっていることも多いです。
僕がユースホステルを選ぶ一番の理由は「安さ」だったわけですが、それ以外にも他の旅人と仲良くなれちゃったりしないかなあ・・・なんて淡い期待も持っていました。
実際にユースホステルに宿泊した際には、自称マジシャンの男と仲良くなったり、アイルランド人の老夫婦と仲良くなったり、色々な思い出があります。
しかし、その中でも一番記憶に残っている出会いはポルトガルのリスボンに行った際の宿泊したYes! Lisbon Hostelでの出来事。www.japanese.hostelworld.com
※参考としてホステルの様子が確認できるページを貼っておきます。スタッフはフレンドリーだし、清潔感のある良いホステルでした。僕が宿泊した時は酔っ払った若者が騒いだりしてうるさかった日もありましたが、ホステルだとそういう部分はある程度仕方ないですかね。笑
僕が宿泊していたのは一つの部屋に2段ベットが3つ並べられた6人部屋。
僕はリスボンに一人で来ていたので、もちろん見知らぬ外国人たちと相部屋での滞在となっていました。
もちろんここでもコミュニケーション能力の欠如をいかん無く発揮した僕は、他の宿泊者たちが仲良さそうに話しているのを横目に一人で静かに時を過ごしておりました。(白目)
しかし、滞在中にやたらとフレンドリーなマレーシア人の青年が同じ部屋になりまして、彼がやって来たことによって僕の滞在は一変しました。
なんか、マレーシア人の彼はやたらと部屋にいるみんなに話しかけるんですよ。
その時部屋には僕とマレーシア人の彼の他に、スペインから来た女の子3人とイギリスからやって来たインド人の男の子がいたんですが、マレーシア人の彼がみんなを強制的に会話に参加させることでいつの間にか盛り上がってしまいました。
途中からみんなでお酒なんかも飲みはじめちゃって、無口だった僕も次第に口数が多くなります。というかもう、輪の中で僕が一番喋ってるんじゃないかってくらいベラベラのペラペラでしたよ。(それまでがあまりにも喋らなすぎたので、みんなから「お前は誰とも関わる気がない嫌な奴だと思っていた」と総ツッコミを受けたりもしましたが・・・。笑)
そして途中からマレーシア人の彼がどこからともなくギターを持ってきて、弾き語りしながら下手くそな歌を披露するではありませんか。
それを見た僕も「ギター貸せ!!」と言って負けじと下手くそな歌を弾き語りしながらスペイン人の女の子たちに最高のドヤ顔を決めてやりましたよ・・・!!
こうして非常に盛り上がった僕たちは、Facebookで互いに友達となり旅の良き仲間となったのでした。
旅先で知り合った日本人編
旅先で出会うのは決して外国人ばかりというわけでは無く、自分と同じように旅行に来ている日本人と知り合うこともあります。
僕が知り合ったのは日本人のおじさんでした。
それはアイルランドを訪れた時のこと。
当時なぜかアイルランドの伝統的な音楽に傾倒していた僕は、アイルランドの伝統音楽が楽しめるバーのようなお店に来ていました。
演奏をひとしきり楽しんで店を後にしようとしたところ、突然ヒゲモジャのおじさんに声を掛けられました。
「日本人の方ですか?」
僕は少し驚きながらも「そうです」と答えると、おじさんは突然色々と語り出しました。
自分が音楽ライターであること、自身も楽器を演奏しておりケルト音楽(アイルランドの伝統音楽)に興味があること、マイルが貯まっていたのでアイルランドに来たこと、などなど。
きっと普段のコミュ障な僕なら面倒だなあ・・・と思いながら軽く受け流してしまったような気もしますが、その時はお酒が入っていたことやケルト音楽の演奏を聞いて完全に高まっていたのでノリノリで話を聞いてしまいました。
こうして盛り上がった僕たちは明日一緒にランチでも食べようじゃないか!ということになり、時間と場所を決めて再会を約束。僕は音楽ライターとかマジでイカした人と知り合ったぞ!なんて浮かれた気分でいたのです。もしかして有名なライターさん?!とかいうミーハーな気持ちでした。笑
そして翌日、シラフな状態で僕とおじさんは再会しランチに出掛けます。
しかし、残念なことにお酒が入っていない僕とおじさんの会話は全く盛り上がらず。笑
そして当時学生だった僕はおじさんにランチ代ぐらい奢ってもらえないかなあ・・・なんて淡い期待も抱いていたのですが、話を聞いているとおじさんが非常に切り詰めた貧乏旅行をしていることが発覚。キッチリ割り勘会計だったことに少しがっかりしながら早々に解散したのでした。
僕がこの経験で感じたのは、大人になったら異国で知り合った学生にご飯を奢ってやれるくらい経済力のある大人になりたいということです。(なお、現在は経済力のある大人とは程遠い模様。涙)
まあでもこれが嫌な思い出かと言われたら決してそんなことは無く、こんなこともあったなあと振り返れる良い思い出です。
それに、海外の旅行先で日本人と日本語で会話できるというのは安心感もありますし非常にありがたかったです。
神様、今度はどうか海外で若くて綺麗でお金持ちな日本人の女の子と出会わせてくれ給え。←クズ
まとめ
さあ、そんなわけで今回は「旅の出会いを科学する」というテーマで僕の海外での様々な出会いについてご紹介してきました。
まあ色んな出会いがありましたが、どれも本当に良い思い出です。
そして僕が今回の記事で声を大にして言いたいのは、僕のようなコミュ障ボーイでも旅行に行くとそれなりに素敵な出会いが起きたりするということです。
「自分はあまり初対面の人と関わるのは得意じゃないし・・・」とか、「英語が全然話せないから・・・」なんて方にも何かしらの出会いや交流が起きる可能性はあるのだということです!(前述の通り、僕に訪れたユースホステルでの出会いは完全に受け身で、自然と仲良くなったパターンですし!)
旅に行ったら知り合った人と仲良くなりたい!という熱い思いを持った人も結構いるようなので、素敵な出会いや交流が起きる可能性は決して少なくないと僕は考えます。
一方で、海外では残念なことに危険な出来事が起きてしまうケースも少なくありません。
旅に出るとついつい浮かれてしまいがちですが、しっかりとリスクを考えた上で軽率な行動は慎むようにしましょう。(女性一人の場合は特に気をつけてください!)
それでは本日の科学はここまで!
次回をお楽しみにー!!