皆さん、リトアニアってどこにあるか知ってますか?
どうも、ネロです。
実は僕、大学時代にリトアニアに一ヶ月ほど研修という形で滞在していたことがあります。
その滞在期間中の数日間、リトアニアの首都ヴィリニュスでホームステイを経験したのですが、そこでひょんなことからマラソン大会に出場することになりました。笑
一体リトアニアで行われたマラソン大会とはどんなものだったのか、そして超インドアの僕は完走できたのか・・・?
リトアニアという国の簡単な説明と共にご紹介していきましょう!!
リトアニアってどんな国?
まあ、まず最初にリトアニアってどんな国なのかをご説明しましょう。
きっと、「リトアニアってどこ・・・?」ってお思いの方がほとんどだと思います。ぶっちゃけ僕も行くまではアフリカのどっかの国って思ってました。(おい!)
リトアニアというのはアフリカではなく東ヨーロッパの一国です。
いわゆるバルト三国(ラトビア、エストニア、リトアニア)の一国でして、旧ソ連の国というと何となくイメージがわくかもしれませんね。
首都のヴィリニュスは中世の旧市街でも知られており、まさに日本人が考える「ザ・ヨーロッパ」な街並みが残っています。(石畳の道路や壮大な大聖堂などなど・・・)
また、日本では道徳の教科書にも登場する杉原千畝という人物を通してリトアニアを知っていたという人もいるかもしれませんね。
唐沢寿明主演で映画化もされた杉原千畝という人物。
リトアニアの領事館に赴任していた彼は、ナチスの迫害から逃れてきた難民に対して、外務省の命令を無視して大量のビザを発行し、多くの命を救った人物として知られています。
そんなわけで、日本人には馴染みがあるような無いような非常に微妙なポジションの国、リトアニアというわけです。笑
マラソン大会参加の経緯
そんなリトアニアになぜ僕が行くことになったのか、そして超インドア派の僕がどうしてマラソン大会に出たのか・・・。
それにはちょっとしたストーリーがありました。
まず、どうしてリトアニアに行くことになったのかというと、内閣府が行なっている「国際青年育成交流事業」というものに参加したからなんですね。何それ?って感じだと思うんですが、ざっくり言いますと、国が行なっているグローバル人材を育てましょう!的な感じの事業です。(これに参加するまでにも面接やら試験を受けるなどのストーリーがあったのですが、それについてはまたいつか別の記事で詳しく書きたいと思います。笑)
その事業で行くことができる国の一つとしてリトアニアがあり、「ヨーロッパの国なんだ!めっちゃ良さげじゃない!?」っていう軽い気持ちで僕はリトアニアを選択したのでした。
その事業ではリトアニア滞在中の数日をホームステイという形で過ごす計画になっており、リトアニア出発前にホストファミリーの連絡先を教えてもらいます。
事前に連絡先を教えてもらってどうするかというと、「よろしくお願いします」的なメッセージを送ったり簡単に自己紹介なんかをするわけですよ。
そこで僕は考えました。
普通に僕が自己紹介をしたらどうなるのか、ということを・・・。
根暗で陰キャラで大学でも友達が少ない僕が正直に自己紹介をしたらどうなるのか?
うん、絶対に僕を迎え入れるモチベーションが下がる(爆)
そこで僕は嘘をつかない程度に自分を良い感じに加工した自己紹介をしました。
例をあげるとこんな感じ。
(実際)サッカーを昔やっていた。いや、もうやりたくは無いんだけど。正直運動なんてしたく無い。今は完全に観る専門。
(加工)サッカーが大好きで、夜中に行われるヨーロッパの試合も観るから寝不足で困っちゃうよ。あはは!!
まあ、物は言いようですね。笑
そんな感じで盛れてる僕の自己紹介をホストファミリーに送ったのですが、その結果思わぬ返事が届いてしまいました。
「運動が好きなんだね!私は今度ヴィリニュスで行われるマラソン大会に出るんだけど、君が滞在中に行われるからぜひ一緒に参加しようよ!!君の分も申し込んでおくね!」
こうして、僕はめでたくマラソン大会に参加することになったのでした。(白目)
マラソン大会当日がやってきた
マラソン大会の走行距離は10キロ。
これが長いのか短いのかどうかも良く分からないくらい運動に疎い僕ですが、流石に海外に行って恥はかけないということで、毎日走り込みを敢行していました。
高校を卒業してからはもう2度と走らないと心に誓っていた僕が、気になり始めたお腹周りの肉をタプンタプンに揺らしながらトレーニングに励んだのです。
ふふふ、もうこの僕に抜かりは無いぞ・・・
てな具合に虚勢を張って当日を迎えていました。笑
内心マジで完走できなかたらどうしようとビクビクしながらの当日。
格好だけはいっちょ前にサッカー日本代表のユニフォームを着てフロムジャパンアピールを欠かしません。
そして運命のスタートを告げる銃声が鳴り響きます。
ああ、どうなっちゃうんだろう・・・と思いながらのスタートだったのですが、、、
マラソン大会めっちゃ楽しかったんですよ!!!
なんというか、フェスティバル感がすごいんですよね。
応援席の方でなんかバンドが演奏していたり、陽気な格好した人が観客席で旗を振っていたり。走っている人たちもみんなノリノリで楽しそうに走っているんで、それにつられて僕までノリノリに。
リトアニアの人ってどちらかというと欧米人にしては奥ゆかしさがあるというか、ちょっと日本人的なシャイさがあるお国柄ではあるんですが、やっぱり日本には無いテンションで盛り上がっていて楽しかったですね。
そして何より、ヴィリニュスの中世ヨーロッパを感じるお洒落な街並みの中を走るっていうのがツボでした。
あの街並みを走っていると、なんだかいつもより自分がイケメンになったような気がするんですよね。(勘違い)
また、ホストファミリーと一緒に走るっている中で、スポーツを通じて心が通じ合うっていうのはこういうことなんだなって思いました。
別に何か特別なことをしたわけではありませんが、「完走する」「ゴールする」という同じ目標を持って一緒に走っていると、自然と心が通じ合った気分になるのは不思議です。
なんだかんだであっという間に10キロ完走し、メダルをもらってマラソンはフィニッシュ。
図らずも、マラソン大会を通じて素敵な思い出ができてしまったなあ、なんて柄にもなくスポーツの素晴らしさを噛み締めた2013年秋の出来事でした・・・。
まとめ
さあ今回はリトアニアで開催されたヴィリニュスマラソンに参加してきたエピソードについて書いてきましたがいかがだったでしょうか?
海外のマラソン大会(ホノルルマラソンとか)に参加したという話は良く聞きますが、リトアニアのマラソン大会に参加したという話はなかなか聞かないのではないかと思います。笑
旧市街の街並みの中で走ってみたいという方には本当に強くおすすめできるマラソン大会です。
中世ヨーロッパの、まるでおとぎ話の世界を走っているような感覚を味わえるのは本当にヴィリニュスマラソンぐらいなんじゃないですかね?
そしてリトアニアについては他にも色々ネタがあるので、これから小出しにしていきたいと思ってます。(実は一ヶ月の滞在中に首都ヴィリニュスの他にカウナスとクライペダという街も訪れたんですよね。)
ということで本日の科学はここまで。
次回をお楽しみにー!!!