どうも、ネロです!
本日はNetflixで配信されている「思いやりのススメ」という映画を科学していきたいと思います。
セレーナ・ゴメスが出演しているということもあって、配信前からそこそこの注目度があった作品なのではないですかね。
また、ジョナサン・エヴィソンという作家が書いたベストセラー小説「The Revised Fundamentals of Caregivng」という小説が元になっているようで、アメリカでは日本以上に高い注目を集めていたかもしれません。
【あらすじ】
筋ジストロフィーという病気で車椅子生活をし、毎日のほとんどを家の中で過ごしている少年、トレヴァー。そんなトレヴァーの介護士をすることになったベンは心に傷を負った男。そんな二人がひょんなことから車で旅に出かけ、心を通わせながら生きる希望を見出していきます。
そんなわけで、難病を患っている少年と心に傷を負った介護士の中年男性によるロードムービーとなっています。
ちなみにセレーナ・ゴメスはヒッチハイクをしている少女としてこの旅に加わるんですよ。
それでは主役となる介護士の男性や車椅子の少年の役は誰が演じているのでしょうか。
まずは彼らやセレーナなどこの作品の主な出演者をチェックしていきましょう!
主な出演者
ポール・ラッド(介護士のベン役)
アメリカの人気ドラマ「フレンズ」のシーズン9やアントマンなどの出演で知られるポール。(フレンズにこんな人出てたっけ?と正直思ってしまうんですが、フィービーが結婚した相手といえばわかる人も多いかな?)また、記事執筆現在49歳のポールですが、とっても素敵な筋肉を持っていることでも知られています。しかし残念ながら本作ではそちらは封印されています。(アッー!!)
クレイグ・ロバーツ(車椅子の少年、トレヴァー役)
素敵なブリティッシュアクセントの英語を話すクレイグはイギリスのウェールズ出身の27歳。少し風変わりな青春映画「サブマリン」で主演を務め注目を集めるようになりました。今後も注目の若手俳優です。
セレーナ・ゴメス(ヒッチハイクの少女、ドット役)
ディズニーチャンネルで放送されていた「ウェイバリー通りのウィザードたち」というドラマで人気を集めるようになると、その後は順調に音楽、演技において順調なキャリアを歩んでおり世界中のティーンから絶大な人気を誇っています。
この3人が主な出演者なわけですが、しっかりとした実力のある俳優ポール・ラッドに、今後も注目の若手俳優二人が出演しているという構図ですね。
そんな3人が織りなすロードムービー。一体どんな作品だったのでしょうか・・・?
てなわけでここからはネタバレを含む感想を書いていきたいと思います!
僕はてっきりこの作品のことを心温まるハートウォーミングな作品だと思っていたのですが、それは少し違ったかもしれません。
確かにハートウォーミングな作品ではあるんですが、車椅子の少年トレヴァーの独特なユーモアのセンスや、セレーナ演じるドットの口の悪さが良い意味でこの作品を普通のハートウォーミングな作品で終わらせなかった部分なのかなと思います。
ロードムービーは旅をする人物のキャラクター性が作品の雰囲気に大きく影響しますが、トレヴァーやドットのキャラクター性は間違いなくこの作品においてプラスの役割を果たしていたんじゃないですかね。
トレヴァーが患っている筋ジストロフィーはものすごく大変な病気ですし、もしもトレヴァーのキャラクターが本作のようなものではなければ一気に暗い作品になったことも考えられます。
そしてそんな難病を抱えるトレヴァーの独特なユーモアにも負けないドットの毒舌。それにトレヴァーの介護をするベンも、トレヴァーのジョークに対してキツいジョークで応酬する姿も見られました。
ただ、少し残念だったのはベンがそういったキツいジョークをトレヴァーに言えるような関係になるまでの心の交流がほとんど描かれていなかった点ですね。
何か二人が打ち解け合うようなエピソードがあっても良かったのでは?と感じたのが僕の正直なところです。
その一方でトレヴァーとドットの心の交流はしっかり描けていたのでグッドでした。
最初はドットに靴を褒められても「モール」の一言しか言えなかったトレヴァーが、ドットをデートに誘うようなシーンではとっても男らしかったですね。
そしてこの二人に関して言えば、デートのシーンも最後のキスシーンもとってもキュートでした。
あとは主な出演者では紹介しなかったのですが、妊婦のピーチズという女性も車に乗り込んで旅に合流しましたよね。
ピーチズを演じていたのはミーガン・ファーガソンという女性で、アン・ハサウェイが主演していた「ラブ&ドラッグ」などの作品に出演している女優さんだそうです。
とてもキュートで天然なピーチズでしたが、個人的には彼女のキャラクターはもう少し活かせたのではないかなというような気もします。
ロードムービーではこういった少し不思議ちゃんなキャラクターは意外と大事だったりします。旅を良い感じに引っかき回すんです。ただこのピーチズはそういった活躍(?)の場面はあまり見られませんでしたね。
ただピーチズの出産シーンには度肝抜かれましたね。
なんなんすかあれ??笑
全くの素人が素手でお産を進めることなんてできるんですか???笑
あれには驚きましたよ・・・
思わずグーグルであんな風にお産ができるもんなのか調べてしまいましたよ、、、(結局答えは見つからず。いや、無理でしょ!!笑)
そして出産を成功させるとベンは巨大な穴の中に向かってトレヴァーのおションベンを打ち込みます。そのために救急隊員から何か借りてきてましたし(笑)
何というか終盤にたたみ掛けるかのように突っ込みポイントがやってきた映画でした。笑
まとめ
さあ、色々と突っ込みどころ満載の映画だったことを書いていきましたが、実際のところそんなに悪い映画ではなかったです。散々色々言ってアレなんですが(笑)
突っ込みポイントは確かに気になるんですが、それ以上に主演の3人が魅力的だったんだろうなと思います。
それに先ほども書きましたがトレヴァーとドットの関係の描き方は悪くなかったですし、ベンとトレヴァーのブラックジョーク合戦も良かったんじゃないですかね。
それにトレヴァーの感情の描き方もまずまずでした。ほとんど初めての外の世界でお父さんにあったり、女の子と仲良くなったり。トレヴァーは色々な経験を通じて成長していきました。
あとはドットのお父さんが登場した部分など、家族愛を感じるような場面もいくつかありました。トレヴァーのお母さんがお父さんのフリをして手紙を書いていたことが分かったシーンもそうかな?
それでも中途半端な部分が多かった映画というのが全体を通しての評価ですね。(突っ込みどころ満載だったことなんかも含めて)
酷評するほどひどくはないし、手放しで絶賛できるわけでもない感じです。
ただ、素敵な主演の3人には純粋に拍手を送りたいです。
今後も彼らには注目していきたいな、と思える作品でした。
そんなわけで本日の科学はここまで!
ネロでした!