どうも、ジョンネロです!
今回はハリーポッターシリーズ第8作目
「ハリーポッターと呪いの子」を科学してみたいと思います!
シリーズ7作目にあたる「ハリーポッターと死の秘宝」から19年後を舞台にしたこの作品は、大人になったハリーとその子供であるアルバスを中心に物語が進んでいきます。
そしてこの作品がロンドンで上演されている舞台作品であることは皆さんご存知だったでしょうか?
舞台版のアルバスとスコーピウス
そのため今回発売されたこの本も、通常のハリーポッターシリーズのような小説ではなく舞台の脚本のような作りになっているんです。
Amazonのレビューでこの作品のレビューを見ると予想外に低評価をつけている人が多く驚くのですが、その原因はこの「舞台の脚本」というところにあるようなのです。
あまりイメージのわかない方のために例を示しましょう。
【例】
暗い部屋。ジョンネロは一人神妙な面持ちで携帯の画面を見つめる。そこにはエマ・ワトソンが映っている。
ジョンネロ「エマワトちゃん・・・。なんて可愛いんだ・・・。僕は賢者の石に出演していた幼い頃の君を見て以来ずっとメロメロだ。エマワトちゃん・・・、エマワトちゅわあああああん!!!」
エマ・ワトソンへの思いを抑えられないジョンネロは発狂し一人舞台からいなくなる。
まあ、大体こんな感じ。
内容は全然違うけど雰囲気としてはこんな感じです。
普段からシェイクスピアの戯曲を読みふける変態紳士の僕は違和感なくこのスタイルを読むことができましたが、あまり慣れていない場合にはこのスタイルに読みづらさを感じてしまうこともあるかもしれません。
また、ハリーポッターシリーズを読んできた方ならお分かりかと思いますが、時折おかしな日本語が何度か登場し意味がわからなくなることがあります(笑)
なんだか不自然な訳が登場するのはもはやハリーポッターシリーズのお約束のようなところもありますが、本作では今までよりもその不自然さが顕著だったような気がします。
なので、「ハリーポッターと呪いの子」を楽しむには
・舞台の脚本のようなスタイルである
・変な日本語が登場する
という部分を念頭に置き、それらに違和感を感じないように読み進めることが必要です。
それさえできれば、楽しめることは間違いありません。
だって、内容は本当に面白かったんですもの!!!!!(鼻息スーハー)
というわけで、ここからはガッツリ内容について触れていきます。
スーパーネタバレ有りなので、未読の方は気をつけてくださいね!!
これはファンの為に作られた作品である
これが作品を読み終えて、一番に僕が感じた印象です。
だって、、、
・ハリーの子供とマルフォイの子供が仲良し!
・スネイプ先生再び!そしてやっぱり良い人・・・!
・ハーマイオニーとロンが結婚していない未来
・やっぱり重要だったと改めて感じさせられるネビルの活躍
・ヴォルデモートの鼻が無いイジリ(笑)
などなど・・・
なんというか、ファンなら思わず興奮してしまうようなシーンや設定がたくさんあったではありませんか!!
そして何より「逆転時計」を物語の中心に持ってきたのは最高でしたね。
これまでのストーリーとリンクするような場面がたくさんありましたし、何より過去を変えてしまったことにより現在が変わってしまっていた展開はファンにとっては非常に楽しめたのではないでしょうか。
もう現在が変わってしまっている場面は、まるでファンの二次創作のような展開でした(笑)
決して僕はファンの二次創作というのを悪い意味で言っているのではありません。それだけ、ファンなら一度は考えたことがあるような展開を読み、作者であるJKローリング自身がまるでファンのように作品を愛しているのだと僕は感じたのです。
言ってしまえば、逆転時計を使ってしまえばストーリーはなんでもありな展開になってしまいます。
でも、僕はこの作品の展開がファンにとっては嬉しい、良い意味でなんでもありな展開になっていたと考えるのです。
誰だって一度はロンとハーマイオニーが結婚しない展開とか考えたことでしょう。
そしてハーマイオニーは日本在住の謎のブロガー、ネロと結婚する・・・!!みたいな展開も考えたことでしょう。
そんなわけで、僕のこの作品に対して抱いた印象は「作品への愛に溢れた、ファンの為に作られた作品である」というものなのです。
一方で、この展開に不満を持つ方がいるのも理解はできます。
本当になんでもありな展開で、この設定ってどうなってるの・・・?なんてことを感じた人もいるかもしれません。
ただ、そういった議論やネガティブな意見が出るところも、世界中で愛されるハリーポッターという作品ならではだと思うのです。
そんな部分も含めて、この作品を楽しむことができてこそ、真のハリーポッター好きと呼べるかもしれないですね。
スネイプ先生大好き。やっぱイケメンやんこの人!!
以前スネイプ先生の記事を書いている僕が、生粋のスネイプ先生好きであることはこのブログのヘヴィーなファンの方ならお分かりでしょう。
まず簡単に振り返りますと、今回スネイプ先生はアルバスとスコーピウスが過去を変えたことによって、ヴォルデモートが勝ちハリーが死んだ世界で生きているという設定でした。
19年の間に色々とあったのだとは思いますが、なんだかスネイプ先生からは毒が抜けきってただの良い人になっていましたね(笑)
本当に、ただの聖人でした。ぐう聖です。
別な世界ではヴォルデモートに殺されたという事実を受け入れ、スコーピウスに協力する姿はまさに漢。かっけえっす。スネイプパイセンまじパネエっす。
そして最後にあのセリフですよ・・・
「アルバスに伝えてくれ。アルバス・セブルスに。私の名前が付いていることを誇らしく思うと。」
やっぱり、スネイプ先生は愛に生きた人です。
リリーへの愛は形を変えて、自分の名前が付けられたアルバスへと向けられたのですね。
僕個人としては、スネイプ先生は登場しないものと思っていたので、今回のような形で登場してくれたのは本当に嬉しかったです。
それに、シリーズ終盤で知ることになった優しいスネイプ先生として活躍の場が設けられていたのは、作者であるJKローリングのスネイプへの愛も感じました。
余談になってしまいますが、ここらへんのシーンに登場するハーマイオニーとロンの絡みもすごく気に入っています。
ハーマイオニーとロンが結婚しなかった世界で、ディメンターを目の前にして愛を交わす二人・・・
結婚はしなくったって結局惹かれ合う関係の二人は、昔から僕たちが知っている二人の姿ですよね。
まとめ
さあ、そんなわけで今回はハリーポッターシリーズ8作目である「ハリーポッターと呪いの子」を科学してきましたがいかがだったでしょうか。
賛否分かれる今作ですが、僕はとっても楽しめましたよ!
それに普段のハリーポッターシリーズよりも内容的には短いので、本当にサクッと読めちゃいました。
また、僕はこの作品を読んでいて、このストーリー映画で見たいなあ・・・。映像で見たいなあ・・・。と感じていたのですが、どうやらすでに映画化のウワサがあるようです。
早ければ2020年には公開になるらしいのですが、3部作での公開を考えているようです。
でも、ハリーを演じてきたダニエル・ラドクリフは当分ハリーポッターシリーズに関わる意思はなさそうです。制作元のワーナーはこれに関してコメントは発表していませんが、かなりの大金を用意しダニエルの説得に臨むなんてウワサもあります。
やっぱりファンとしてはこれまで出演していたあの役者さんたちで続編も見たいですよね。。。
でも、スネイプ先生を演じていたアラン・リックマンはもう亡くなってしまいましたし、一体誰が演じるのでしょうか・・・?
とまあ、そんなわけで本日の科学はここまで。
最後に「ハリーポッターと呪いの子」の舞台の様子を写真でご紹介してお別れです。
アルバス
スコーピウス
ハリー、ジニー、アルバスのポッターファミリー
ロン、ハーマイオニー、ローズのグレンジャー・ウィーズリーファミリー
*ハーマイオニーをアフリカ系イギリス人の女性が演じることは非常に話題になりました。人種どうこうではなく、やっぱり映画のイメージが強いから違和感はありますよね・・・。
ドラコとスコーピウスのマルフォイファミリー
依頼があれば僕が舞台をチェケラしてレビューでもなんでも書くんですけど、そういうお仕事の依頼はございませんでしょうか?もちろん渡航費・滞在費・チケット代は依頼主様持ちで・・・(小声)
そんなわけで次回をお楽しみに!
ネロでした!!