今回はディズニープラスで見れる隠れた名作ドラマを取り上げます。
ディズニーチャンネルで放送されていた頃
日本でも大変人気の高かった「ガール・ミーツ・ワールド」です!
ドラマは2017年に終了してしまいましたが
ディズニープラスのサービスが日本でも開始され
これまで以上に多くの人が視聴できる環境になったかと思いますので
作品の概要や魅力について取り上げていきます!
ガール・ミーツ・ワールドって?
あらすじ
NYで暮らすライリーとマヤは同じ学校に通う親友同士。そんな二人が人生における大切なことを家族や友人との関係、恋愛などを通して学んでいきます。コミカルなタッチで描かれるドラマですが、どのエピソードにもメッセージが込められており大人も子供も色々なことを考えさせられるハートフルな作品です。
そんな「ガール・ミーツ・ワールド」ですが、実は1990年代に放送され人気を博した
「ボーイ・ミーツ・ワールド」という作品の続編なんです!
「ボーイ・ミーツ・ワールド」というタイトルに聞き覚えのある方もいるかもしれません。
それもそのはず、実は日本でもその昔NHK教育(現在のEテレ)で放送されていて
同時期に放送されていた「フルハウス」や「サブリナ」などと並ぶ人気作でした。
7年間に渡って放送された「ボーイ・ミーツ・ワールド」は
いたずらっ子だった主人公のコーリーが親友のショーンと成長し
恋人のトパンガと結婚したり・・・
少年が大人になる過程で多くのことを経験し学んでいく
笑いあり・涙ありの名作でした。
そんな「ボーイ・ミーツ・ワールド」の続編にあたる
この「ガール・ミーツ・ワールド」は、
「ボーイ・ミーツ・ワールド」で主人公だったコーリーと
恋人だったトパンガの間に生まれた娘ライリーが主人公なんです!
そのため「ボーイ・ミーツ・ワールド」を見ていた方からすると
お馴染みのキャラクターがたくさん登場しているので
懐かしさに思わず胸が熱くなってしまうドラマなんです!
その一方で、「ボーイ・ミーツ・ワールド」を見たことがなくても
全然問題なく楽しめる作りになっており
うまくできているなあと感心してしまいます!
「ガール・ミーツ・ワールド」は子供やティーンエイジャーが
主な視聴者となるディズニーチャンネルで放送されていたのですが
まさに「ボーイ・ミーツ・ワールド」を見ていた親世代も
「ボーイ・ミーツ・ワールド」を見たことがない子供世代も
ばっちり楽しめる作品というわけです!
ちなみに、「ガール・ミーツ・ワールド」のシーズン2以降の
オープニングは完全に「ボーイ・ミーツ・ワールド」のオープニングの
オマージュとなっているので動画をご紹介です!
☆ボーイ・ミーツ・ワールドのオープニング
☆ガール・ミーツ・ワールドのオープニング
どうでしょうか!この再現具合!!
僕は幼い頃に「ボーイ・ミーツ・ワールド」を見ていたので
初めて見た時にはかなりテンションが上がってしまいました・・・!涙
さあ、続いては主要キャストを紹介していきましょう。
キャラクター/キャスト紹介
ここからは主要なキャラクターや演じるキャストの紹介です!
☆ローワン・ブランチャード(ライリー役)
主人公のライリーを演じているのはローワン・ブランチャード。
2001年10月14日生まれのローワン。女優業の他にもフェミニズムなど様々な社会問題に関する活動を積極的に行っていることでも知られています。
ローワンが演じるライリーは天真爛漫でハッピーな女の子ですが、本人は当時のインタビューで自分に似ているところがあると話していました。問題に直面し悩みながらも前進していくライリーの姿は見ている僕らも応援したくなります!
☆サブリナ・カーペンター(マヤ役)
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主人公ライリーの親友マヤを演じているのはサブリナ・カーペンター。
1999年5月11日生まれのサブリナは女優に加えミュージシャンとしても活躍しています。過去には単独で来日公演を行なったり、サマーソニックに出演した経験もあるのでご存じの方も多いかもしれません。
ガール・ミーツ・ワールドでサブリナが演じるマヤは、複雑な家庭環境で育ったバックグラウンドを持つ難しい役柄。そんな心に闇を抱えるマヤを魅力的なキャラクターとして表現するサブリナの演技は見事としか言いようがありません!
☆コーリー・フォーゲルマニス(ファークル役)
風変わりな天才少年ファークルを演じるのはコーリー・フォーゲルマニス。
1999年8月13日生まれのコーリーはドラマの序盤ではかなり幼い印象を受けますが、徐々に背も伸びてモデルのように美しいルックスになっていきますのでぜひお楽しみに・・・!
ちなみにコーリーが演じるファークルは、「ボーイ・ミーツ・ワールド」に登場していた変わり者の天才スチュアート・ミンカスの息子という設定です。
☆ペイトン・マイヤー(ルーカス役)
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テキサスから来たイケメン転校生ルーカスを演じるのはペイトン・マイヤー。
1998年11月24日生まれのペイトンは、ディズニーチャンネルの人気作品「ゾンビーズ」で主演を務めたメグ・ドネリーが出演する「アメリカン・ハウスワイフ」というドラマで、メグ演じるテイラーの彼氏役を演じていました。
ルーカスは初登場時からめちゃくちゃイケメンで夢中になってしまう女性視聴者も多いはず。勉強もスポーツもできて欠点がないように思えるルーカスですが、ドラマの中で描かれる彼の恋愛模様も要注目です!
作品の魅力
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ここからは僕の考えるガール・ミーツ・ワールドの魅力を書いていきたいと思います。
①それぞれのストーリーにメッセージが込められている
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The talented @bensavage directs Friday’s #GirlMeetsWorld episode, “Girl Meets Cory and Topanga.”
このドラマはコメディ作品なので、笑いありのドラマではあるのですが、
どの物語もどこか考えさせられるようなエッセンスが込められています。
そのテーマは非常に多岐にわたり
恋や友情などの学校生活に関わるようなものから、
社会問題や人間の本質を問うようなものまであります。
非常に扱いづらいと思われるようなテーマであっても、
ライリーやマヤたちの姿を通じて我々視聴者は製作陣の込めた
メッセージを受け取ることができます。
ライリーやマヤと同年代の視聴者の方であれば
彼女たちが見て・聞いて・感じることに共感したり
同じ目線で色んなことを考えたりすると思います。
そして、彼女たちよりも年上の世代の人にとっては
忘れかけていたことに思わずハッとさせられる瞬間もあったり。
ティーン向けのコメディドラマではあるものの
このように一線を画す部分があるのは間違いなくこの作品に魅力だと言えるでしょう!
②魅力的なキャラクターとキャスト
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The cast of Emmy-nominated #GirlMeetsWorld will be making an appearance at #D23EXPO in Anaheim
魅力的なキャスト・キャラクターが揃っていることを、僕は声を大にして言いたい!!
めちゃくちゃ個人的な感想なんですが、
みんな可愛すぎるんですよ・・・!!
脚本だったり演じる役柄によるところもあるとは思うんですが
演じるキャストたちの真っ直ぐひたむきな演技や
素の性格とかが垣間見える部分なんかが
このドラマ自体の魅力にもすごく繋がっているように感じます。
マヤを演じたサブリナ・カーペンターをはじめ、
ドラマが始まった当初はまだまだ知名度の低かった若い彼女たちが
この作品をきっかけに大きく羽ばたいていったのも納得です。
さらに、そんな素敵なキャラクターを演じるキャストたちが
このドラマに対する愛が強く、みんな仲良しだった点も
作品の魅力に繋がったように思います。
彼女たちが仲睦まじい様子は
リアルタイムで放送していた当時は
何度もSNSで投稿されている写真から確認することができました。
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当時はもっと写真があったのですが
過去の投稿で消されてしまったものも多く
シェアしきれないのが残念です・・・。
(決して仲が悪くなったとかではありません!)
特にライリーとマヤを演じるローワンとサブリナは
本当に劇中の関係と同じくらい仲が良い様子が見られましたし
ファークルを演じるコーリーとサブリナは付き合ってるんじゃないかと
噂されるくらい仲が良かったんですよ・・・!
2021年のローワンのインタビューでは
ガールミーツワールドの「キャストと今でも連絡を取ってる?」という質問に
「ちょっとだけ近況の報告とか・・・」と答えている様子もありました。
ドラマが終わってから数年が経った今、
それぞれの道に進んでいった彼女たちが連絡をとっているというのは
ファンとしてすごく嬉しかったです。
ドラマ終了の背景
「ガール・ミーツ・ワールド」は2017年にシーズン3で
惜しまれながら終了する形となりました。
しかしながら、番組終了に関してはいろんな話があったので少しご紹介しておきます。
番組に出演する主要キャストたちや脚本家、そしてもちろん作品のファンたちは
番組のシーズン4が制作されることを望んでいました。
しかし、番組を放送するディズニーチャンネルの決定は「NO」。
(当時、ディズニーチャンネルの人気作品はシーズン4まで作られることが多かったです)
番組の人気を考えると本来であれば継続するのが
妥当な判断だったのではないかと思います。
ただ、「ガール・ミーツ・ワールド」が描く内容は
ディズニーチャンネルとしては扱いづらいと感じてしまうほど
本来のターゲット層とはズレていたのも事実。
前述の通りこの作品は作り手側からのメッセージが込められていて
エピソードによっては子供には難しいものもあり
良い意味でも悪い意味でもディズニーチャンネルらしくない作品でした。
そういった背景から
ファンの間ではディズニーチャンネルではなく
別のディズニー系列の放送局(ABCやFreeform)で
放送してほしいなどの声も挙がっていましたが決定は覆らず。
また、ライリーを演じるローワンもファンに対して
番組存続のためSNSでファンに声を上げることを呼びかけたこともありました。
So important 4 our gen to be a voice of hope/change & learn from each other. Hoping we continue to have that chance #GirlMeetsWorldSeason4
— Rowan Blanchard (@RowanBlanchard) November 15, 2016
訳)私たちが変化や希望を声にして表明し、互いから学ぶことはとっても重要なことだわ。私たちはガール・ミーツ・ワールドのシーズン4を存続させることを望んでいるの。
ローワンのこの呼びかけによって大きなムーブメントが起き、
「#SaveGirlMeetsWorld(ガール・ミーツ・ワールドを救え)」というハッシュタグで
たくさんのファンがツイートを行ったりもしていたんです。
(日本のファンもこのハッシュタグでツイートをしているのをよく見かけました・・・!)
残念ながらドラマは終了となりましたが
個人的にはライリーやマヤが大人になっていく様子を
もっと見たかったなあ・・・というのが正直なところです。
「ガール・ミーツ・ワールド」の脚本家チームのTwitterでは
番組終了が決定した当時、こんな投稿が行われていました。
Season 4 would’ve shown that what drew Farkle, Lucas and Zay to Riley and Maya was the deep friendship and respect they had for each other.
— Girl Meets Writers (@GMWWriters) May 4, 2017
訳)描くことができなかったシーズン4では、ファークル、ルーカス、ゼイたちがライリーやマヤと深い友情を築き互いを尊重し合う姿を見せたかった。
こんなん言われたら続きめっちゃ見たかったやん!!と
泣きたくなってしまいますね・・・笑
まとめ
さあ、本日はディズニープラスで見れる
ガール・ミーツ・ワールドを取り上げてきました。
放送当初、僕もすごく好きでよくブログでも記事にしていた
ドラマなので時が経った今でも興味を持ってくれる人がいると嬉しいです。
当時好きだった方は偶然にもこの記事を読んだのを機にもう一度
ディズニープラスで視聴してみてはいかがでしょうか!!
僕はこの作品でマヤを演じるサブリナ・カーペンターのファンになり
来日ライブに行ったりもしています!笑
大人になってますます素敵になったサブリナをぜひ多くの人に知ってほしい・・・!
そしてそして、
この「ガール・ミーツ・ワールド」は
多くのファンの人が望まない形で終了となってしまったわけですが
番組を見ていた若い方たちがライリーやマヤに代わって
成長し多くのことを学びながら大人になっていくことを
願ってやまないのであります。
なんか良い感じの締めの言葉を書けたので
本日の記事はここまでにしたいと思います・・・。