秋になると、僕は美しいものに心を奪われがちだ・・・。
きっと、これを人は芸術の秋と呼ぶのだろう。
おっと、真っ赤に燃える美しい秋の夕日に思わず見とれてしまっていた。
どうも、ネロです。
芸術の秋らしい書き出しにしようと思ったら、年中無休の僕の気持ち悪さを前面に押し出した文章になってしまいましたよっと。
最近ではすっかり夏も終わりに近づいてきた感じがしますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今回のテーマはずばり「心揺さぶる音楽映画7選を科学する」です。
こんな季節だからこそ、思わず心の琴線にタッチしちゃうような素敵な音楽映画を見て芸術の秋に染まってみるのも良いではありませんか!!
そんなわけでオススメの音楽映画を厳選して7作紹介していくのですが、皆さんに芸術の秋を感じさせる僕のアーティスト風ナルシストコメントを添えて皆さんにお届けです。
さあ、君の心のキャンバスを僕色に染めていくぜ!!!!!!
↑↑( ;´Д`)<みんな逃げて〜
厳選の7作品
☆スクール・オブ・ロック
君は人生を変えてしまうような作品と出会ったことはあるかい?
もし僕がそんな作品に出会っているとするなら・・・
きっとこの作品だと思う。
ロックのロの字も知らなかった僕に、音楽とは何か、そしてロックとは何かを教えてくれたのがこの作品だ。当時幼いスクールボーイだった僕は、ロックのような激しい音楽とは無縁の生活を送っていた。この作品に出てくるキッズ達もまさにそんな僕と一緒だった。だけど、彼らはある男に会って大きく人生を変えていくんだ。ひょんなことから名門校で教師をすることになった”偽教師”が、キッズ達に普通の先生は教えてくれない大切なことを伝えていく・・・。あらすじを聞いただけでも、心が震える。会いたくて震えるのは、西野カナ。ワクワクして震えるのは、武士。(武者震い)
あの秋の夕日のように、自分の心を赤く染め上げたいお前に送る、ロックな作品だ。
☆ONCE ダブリンの街角で
恋ってやつは美しい。
だが時に、恋ってやつは結ばれない方が美しかったりするもんだから不思議だ。
この作品の舞台となるダブリンは、どこか影のある街だ。だけど、そんな街に響き渡る歌には暖かさがある。希望がある。喜びがあるんだ。この作品の主人公が歌うのは、まさにそんな歌。そんな男の歌に魅せられ、共に音楽を奏でる女。これは決して華やかな映画なんかじゃないが、男と女が音楽を通して心通わせていく姿は実に美しい。僕もその昔、音楽を通じてある女性と出会ったことがある。当時リコーダーの魔術師と呼ばれ、音楽の授業でその才能を遺憾なく発揮していた僕の名の前に現れた彼女。彼女はピアニカの鬼と呼ばれていた。クラスは違えど、その才能ゆえに僕たちは互いを意識し合う関係にあった。僕は今でも忘れていない。あの小学5年生の時の音楽発表会を。きっと、彼女も・・・。
音楽の切なさを。音楽の儚さを。そして音楽の嬉しさを知るあなたに贈りたい。そんな作品だ。
☆オーケストラ
この映画のラストに、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲が演奏される。
その旋律の美しさに、思わず僕は涙してしまった。
チャイコフスキーといえば、その昔チャイコフスキーが好きだと話す女性と知り合ったことがあった。彼女は幼い頃からヴァイオリンを習い、オーケストラのソリストとして活躍することを夢見ていた。彼女にインスパイアされた僕も一時期ヴァイオリンを弾いていた。僕が奏でる激しいロックテイストな音色が理由で、僕のあだ名がマスオさんになったのは良い思い出だ。
激動の時代を生き抜いた人々の、心揺さぶる音楽に触れたいのなら・・・
僕はあなたにこの作品を強くお勧めしたい。
☆あの頃ペニーレインと
青春ってのはホロ苦いもの。
でもその時の胸の痛みが、君を大人にしてくれるのさ。
青春時代に出会う年上の異性ってのは、妙に魅力的に見えるものだ。僕がティーンのど真ん中だった頃に出会ったあの人も、同世代の女の子たちにはない輝きを身にまとっていた。僕はずっと彼女に憧れていたんだけど、結局その恋は成就しなかった。彼女には誰の目から見てもお似合いの彼氏がいたのさ。そうそう、その彼氏も確かバンドマンだったな・・・。それからしばらくして、僕の年上好きのメーターがぶっ壊れて空前の熟女ブームが訪れたって話は、また今度にしよう。
☆はじまりの歌
ギターってのは女性の身体をイメージして、その形が作られたんだ。
そのせいか、僕が師と仰ぐのギター職人のアレンは女性がギターを弾くことをひどく嫌がるんだ。まるでレズビアンのようだってね。
だけど僕は女性の弾くギターが好きだ。きっと、ストリートで彼女の弾き語りを聞いたからだと思う。東京の凍てつくような寒さの夜に聞いた彼女のギターサウンドは、どこか温かみがあった。それからというもの、僕は毎晩彼女の奏でる音楽を求めて街に出かけたんだ。しかし、ある夜を境に彼女はストリートに姿を現さなくなった。一説によると、あまりに熱心に彼女の演奏に聞き入る男の姿がガチすぎて怖くなったらしい。その男が僕かもしれないという疑惑はいつまでも消えない。フォーエバー・サスペクト。
☆天使にラブソングを
君は心揺さぶる音楽を生み出したことがあるかい?
この際だから正直に言おう。僕は、ある。
それは中学2年生の頃のことだ。僕たち2年5組は学年のお荷物と呼ばれるほど成績が悪く、おまけに生活態度も最悪だった。そんな僕たちが合唱コンクールを機に一致団結した。指揮者だった僕は荒れ狂ったクラスをまとめ上げ、ピアノ伴奏を務めた女子生徒にもより良い演奏になるようビシバシと指導した。その甲斐あってか僕らのクラスは最優秀賞を受賞し、我がクラスでピアノを弾いた女子生徒も最優秀演奏賞を受賞した。僕らのクラスが唯一逃した賞は、最優秀指揮者賞。指揮者だったのは・・・僕。ものすごくクラスのみんなからの視線が痛かった14の夏。
そんな僕とは違い、修道院のシスターをまとめあげ皆からの信頼を勝ち取っていくデロリス。この映画で真のリーダーシップというものは何かを学んだ僕。器の違いを見せつけられた僕。(白目)
☆8 Mile
ラップって音楽は、スラム育ちのアウトロー達にとってはアンセムみたいなものだね。
だからこそ、僕も若い頃はラップに傾倒したものさ。(おっと、僕のルーツに関する話はまた今度にしておこう。)
この映画で主演を務めるのは世界的ラッパーのエミネムだ。エミネムはよく過激な歌詞で著名人を皮肉ったりすることで知られている。それに影響を受けた僕も、学校で先生や先輩、同級生を皮肉るようなラップをノートに書きためるようになった。それを文化祭のステージで披露した僕。その皮肉る姿は皆にあるお笑い芸人を連想させた。そして僕につけられたあだ名は波田陽区。それ、ラッパーじゃなくてギター侍ですから!!残念!!!!
波田陽区と呼ばれても強く世間と戦う、そんな反骨精神に満ち溢れた君に送りたい。8マイルはそんな映画だ。
評価基準の説明
さあ、そんなわけで心揺さぶる音楽映画を紹介してきましたがいかがだったでしょう?
あなたの気になる作品はありましたでしょうか?
素敵な僕のエピソードがあなたの映画選びの一助になっていれば幸いでございます。
そんなわけで本日の科学はここまで!
次回をお楽しみに!ネロでした!